プロジェクトストーリー②
ミライの形を創造する
コーポレート・トランスフォーメーション部(以下「CX部」)は、セブン銀行のビジネスモデル変革から、
働き方やスキルアップなどの組織の変革まで、全社横断で企業変革を推進するプロジェクトに取組んでいます。
ここでは、CX部の社員にプロジェクトの内容や価値、魅力、展望などを語ってもらいました。
メンバー紹介
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コーポレート・トランスフォーメーション部
グループ長
Y・N2004年入社 工学部卒
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コーポレート・トランスフォーメーション部
S・M2021年入社 社会イノベーション学部卒
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コーポレート・トランスフォーメーション部
Y・M2021年入社 文学部卒
01
今、携わっているプロジェクトについて教えてください。
S・M
AI(人工知能)を活用したマーケティングを担当しています。直近で手がけたテーマは、デビットカードの訴求に焦点を当てて、AIを作成し、定常的にマーケティングを行うという取組みです。
Y・N
ぜひ、デビットカードの利用を倍増させてほしいです。
S・M
デビットカードは無料で発行できるため、「発行したものの、使っていない」という方が多くなりがちです。使っていただけるよう、お客さまにおすすめするには、どのようなマーケティング施策を打てば効果的なのかを考えています。近日中に道筋をつけようという意気込みで頑張っているところです。
Y・M
私は、当社のデータからAIを作成し、それを新たな施策や金融サービスへの活用に繋げていく研究を担当しています。
Y・N
当社のATMのデータは大量でかつ独自性もあります。たとえば、カードローンなどの金融サービスのデータを組合せて分析し、活用することで新しいビジネスを生みだせるのではと考えています。
02
プロジェクトに取組む上で難しいこと、面白いことは?
Y・M
データは、分析して数字を見れば良いというものではなく、ビジネスの観点から見たらどのような意味があるか、それをいかにビジネスに活用するかということが重要です。私はマーケティングリサーチ会社からの転職で、金融の知識がまだ乏しいため、数字を見ることができても、ビジネスとしてあまりうまく提案できないことが多く、それが今の悩みです。
Y・N
CX部はチャットを使って、「メンバー同士でわからないことを気軽に投稿して、知っている人が答える」という仕組みがあるので、悩みは都度、解決できているのではないでしょうか。
S・M
私もY・Mさんと同じく他の業界から転職してきたため、AIや金融、社内のデータの仕組みなど、まだわからないことも多いのですが、チャットで適宜質問できることは心強いです。チャット内で話していると、Y・Nさんから「こういうことだよ」と丁寧にアドバイスしてもらうこともあります。
Y・N
技術の進化、ツールの進化が激しい部署なので、基礎的な知識は必要です。しかし、何よりも大切なのは、その技術やツールを活用して何をするかということです。CX部に求められているのは、全社的に各部署がまだ気づいていない課題を掘り起こし、それに取組むことによって会社が変わるような提案をすることで、私も悩みながらやっているところです。現場が抱えている「現在の課題の解決」では、既存の延長に過ぎず、会社の変革には繋がりません。外部の企業と面談したり、ソリューションを聞いて回ったり、さらにはグローバルなレポートを見たりして、積極的に社外の情報を収集するようにしています。
S・M
非常に難易度の高いミッションを負うCX部ですが、その中での私のやりがいは企画からアウトプットまで、責任を持って一気通貫で担えることです。
Y・N
CX部は、意思決定が早い組織で、基本的に実現したいと思ったことに迅速に挑戦できる環境が一番の魅力です。また、厳しい上下関係はないため、私はグループ長ですが、マネジメントだけでなく他の社員と同じようにテーマも持って進捗を共有しながら仕事に取組んでいます。若手社員も意見が出しやすい環境になっていると感じています。
03
日々の仕事の中で大事にしていることは?
Y・N
独自性です。独自性があることを実現することこそに意味があり、それは誰かがやらなければならないことだと思っています。そのためメンバー全員に「常に独自性がどこにあるか考えてね」という話をしています。
Y・M
独自性については難しさを感じることもあります。先日、ワークショップで新規事業のアイデア出しを行いましたが、どうしても銀行の枠にとらわれ過ぎて、アイデアがお金に関することに集中してしまいました。そのほかに、私が仕事に取組むうえで大事にしていることは、まず7割完成を目指すことです。7割のところでアウトプットして多くの方から指摘を受け、ブラッシュアップしながら100%に持っていくほうが、より良い成果が出せると思っています。
Y・N
十分、7割以上できていますよ。自分に厳しいですね。
S・M
私はいつも成果を出すことを意識しています。それは、必ずしも収益に繋がるビジネスインパクトだけではなく、何かしらの効果をもたらす成果のことです。
Y・N
S・Mさんには、社内のデータサイエンスの知識の啓蒙を目的とした、研修の体系からコンテンツ作成、研修の講師まで担当してもらっていますが、それも成果の一つです。社内のさまざまな部署から参加してもらい、組織変革の一端に貢献できています。
S・M
ありがとうございます。
04
これから挑戦したいこととは?
S・M
私は新サービスを創ることが好きなので、ATM、デビット・ローンなどに続くサービスを創ってみたいと考えています。せっかく、当社には金融としてのプラットフォームや挑戦できる環境があるのですから。
Y・N
お客さま目線を大事にして、新サービスを創って、次のお客さまの「あったらいいな」を実現できるといいですね。
S・M
それに関連してもう一つやりたいことは、AIを活用したマーケティングの定常化です。当社の金融サービスをお客さまが「欲しい」と思われるベストなタイミングで、訴求していきたいと考えています。
Y・N
私が挑戦したいことは、セブン銀行がデータドリブン(データの分析結果に基づく意思決定ができる)企業と評され、一つのビジネスとして「データビジネス」が確立できるくらいまで、データ文化を社内に浸透させることです。そして、独自データを活用した、世の中が変わるような新しいサービスをお客さまに提供できればと思います。