2024.05.15
セブン銀行ATM+:お客さまに寄り添う、優しい存在を目指したATM開発
皆さん、こんにちは!セブン銀行 STORY of PURPOSE編集部です。 普段ご利用いただいているセブン銀行ATMですが、パーパスを実現するべく、新しい設計、デザインに進化しているのはご存知でしょうか?セブン銀行の新型ATMは、 “誰一人取り残されない社会の実現”という考え方や、環境負荷低減などを意識し開発しています。今回はセブン銀行の新型ATMの開発コンセプトについてお伝えします。
目次
誰一人取り残さない、ユニバーサルデザイン
『ATM+(プラス)』は、“誰一人取り残されない社会の実現”という理念のもと、さまざまな機能を搭載しています。
- ・従来のATMの画面より20%サイズアップし、大きな画面・文字で、見やすさを向上。ハードウェア・画面UIはいずれもカラーユニバ―サルデザイン認証※を取得。テンキーの色や画面内の配色についても配慮しています。
- ※CUD 認証は特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構が行う、色覚の多様性に対応している製品だと認定する認証です
- ・目の不自由なお客さまが一人でも安心してATMをご利用いただくために、音声ガイダンスサービスを搭載。残高等は画面に表示されず、盗み見を防止します。また第三者の操作を防止するため、インターホンによるお取引きを選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる機能を搭載しています。
セブン銀行ATM 音声ガイダンスサービスの安心ポイント
- 操作に不慣れな方でも一人で操作できるよう、操作方法を音声で詳細にご案内します。
- 取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況についてご説明します。
- プライバシーに配慮し、通常ATMのスピーカーから流れる「紙幣をお受取りください」等の案内は、インターホンからのみ流れます。また、残高等がATM画面に表示されることはありません。
- 第三者によるいたずら防止のため、「インターホンによるお取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなります。
- ・どなたでも使いやすいように、操作パネルを低い位置に設定し、広めのスペースを確保。荷物置き・つえ置きなども備え付け、ストレスなくATMを利用できる環境にこだわりました。
環境にも配慮した、サステナブルな設計
「人」だけでなく「地球」にも寄り添えるように、環境に配慮した開発を行っています。
- ・開発時から消費電力を意識した設計・部材選定により、消費電力およびCO2排出量を従来比約40%削減しました。
- ・ご利用明細票の発行要否を選択いただけるようにしたことで年間約2,000万枚の紙使用量の削減を実現※。またレシート切れによる車両出動回数は約50%削減※し、CO₂排出量の削減につながっています。
- ※どちらも2020年度実績の比較となります
安心と心地よさを両立させたデザイン
お金を扱う場としての安全性を確保するだけでなく、五感で感じていただく心地よさにもこだわっています。
- ・繭のように包み込む大型曲面バイザーによってプライバシー空間を広く確保し、安心して利用できるよう設計しました。
- ・木目調のパネル、生の楽器の音を採用した操作音、押し心地の良いテンキーなど、何気なく利用するATMの操作の中で五感に訴えかける心地よさを追求しました。
お客さまに寄り添う優しい存在でありたい
『ATM+』はATMとしての利便性をさらに磨き上げることに加え、“お客さまニーズの変化に応える機能を+(プラス)すること”を開発の軸に据えました。シンプルにいえばお客さまにもっと「便利だな」「使いやすいな」と感じていただける価値を多く提供したい、そんな想いで作り上げたATMです。
また直接的な便利さだけではなく、五感で感じる「使い心地の良さ」にもこだわりました。それは“ATMを単なる機械ではなく、お客さまに寄り添う優しい存在”にしたかったからです。ATMで良質な体験を提供し、「ATMを使うなら、セブン銀行ATMがいい」と選んでいただけるようになりたいと思っています。
その想いを超え、日常のみらいへ。
セブン銀行は、あなたの毎日をもっと便利に、もっと快適に。