2024.08.01
セブン銀行ATM:デジタル地域通貨の現金チャージで、誰ひとり取り残されないデジタル社会への架け橋に
皆さん、こんにちは!セブン銀行 STORY of PURPOSE編集部です。
近年、決済方法として定着しつつあるキャッシュレス決済。種類もさまざまですが、地域の商店街で「〇〇(地域名)ペイが使えます」というポスターやステッカーを見かけたことはありませんか?これはデジタル地域通貨と呼ばれるもの。
多くの人が抱える「存在は知っているけど、入金(チャージ)方法がわからないし操作も不安」というお悩みを解消するのが、セブン銀行ATMでのデジタル地域通貨への現金チャージです。
今回は、そのATMによる現金チャージ機能に込められた、セブン銀行の想いをインフォグラフィックでわかりやすくお伝えします。
目次
地域内で使えるデジタル通貨=デジタル地域通貨
デジタル地域通貨は「せたがやPay」「さるほぼコイン」「アクアコイン」といった、皆さまのお住まい/通勤・通学の地域で流通している、その地域内だけで使用できる地域通貨のデジタル版のこと。対象店舗での購入によってポイント還元を設定している自治体などもあり、お得で便利なことから年々利用者はもちろん、種類も増加しています。
そんなデジタル地域通貨はキャッシュレス決済機能だけではなく、さまざまな役割を担っています。期待されている役割について見ていきましょう。
期待される役割は、地域経済の活性化やDXの推進
まず1つ目の役割は、地域経済の活性化と地域課題の解決です。
コロナ禍以降、インターネットショッピングが増加する一方で、地域の商店や事業者の需要は縮小傾向に。そんな地域事業者を盛り上げるために、デジタル地域通貨を使って地域内での消費拡大を促し、地域経済の循環を形成します。
また、地域によっては、地域課題の取り組みやイベントとポイントを紐づけているところも。例えば、住民の健康課題のために、デジタル地域通貨アプリ内に個人の健康管理や歩数管理機能を追加し、日々記録するユーザーや、健康診断を受診した住民にポイントを付与する自治体があります。
加えて、デジタル地域通貨を通した住民と事業者の交流、ポイント付与型イベントなどを通じた住民と地域の接点としても活用されています。それにより、関係人口(地域と多様に関わる人々)が増え、移住や二拠点移住の候補地となるなど、地域活性につながることも期待されています。
2つ目の役割として期待されているのが、地域DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進。個人経営が多い地域の商店や事業者に低コストでキャッシュレス決済を導入してもらうことで、DX化による利便性を実感してもらいます。消費者としても自治体発行という安心のもとで、キャッシュレス決済を始められるという利点があります。
DX化により事務作業の効率化や、購買データなどをもとにした施策やサービス開発といったデータ利活用も可能になります。
誰もがキャッシュレス決済を選択できるために
これまでも「お客さまの『あったらいいな』を超えて、日常の未来を生みだし続ける。」というパーパスのもと、さまざまなサービスを提供してきたセブン銀行は、デジタル地域通貨においても、お客さまへの使いやすさを追求しています。
私たちが追求してきた「使いやすさ」とは何か。私たちの想いを体現した、3つの機能を紹介します。
まずは、クレジットカードを持たない方や、情報漏洩リスクに備えてキャッシュレス決済システムと口座/クレジットカードの情報を紐付けたくない方、現金ニーズの高い方に向けて、ATMでの現金チャージを可能にしています。
また、セブン銀行のATMはお近くのセブン‐イレブンに設置されていることが多く、銀行が遠い方やアクセスが難しい方、運転に不安がある方でもお買い物のついでにチャージが可能です。
さらにATMに備え付けのインターホンでオペレーターと直接話すことができるので、キャッシュレス決済アプリへのチャージが初めての方や操作方法に不安がある方でも安心してチャージができます。
この3つの機能のベースにあるのは、現金チャージという選択肢を提供することで、キャッシュレス決済というデジタル社会への変革に誰ひとり取り残されないようにしたいというセブン銀行の想いです。
一方で、地域の商店や地域事業者といった加盟店にとってもメリットは大。現金を持ち歩かないお客さまや、子連れの方・高齢の方をはじめとした現金の出し入れに不自由さを感じるすべてのお客さまにキャッシュレス決済の利便性を提供できます。
また、近年社会課題となっている人手不足の解決にも貢献。会計作業がスムーズになることでの省力化はもちろん、店舗用管理画面を通じて、利用履歴や回収実績などの集計・閲覧およびダウンロードも可能。作業負担を減らしながら、データの利活用もできます。
消費者・自治体双方からのご支持をいただき、現在は50以上のデジタル地域通貨を取り扱い中。今後ますますデジタル地域通貨が注目され、皆さまがお住まいのエリアで流通する通貨も取り扱いがスタートするかもしれません。
デジタル地域通貨で見えてきた課題をもとに新たなサービスへ
自治体やセブン‐イレブンと連携を深めたデジタル地域通貨事業。お客さまにとって身近なコンビニエンスストアに設置されているATMを通して、新たな地域課題などの気づきを得られました。同時に、デジタル社会の実現や地方創生のためには新たな地域貢献を模索する必要性も感じています。
地域との接点で得たこれらの財産をもとに、地域限定の課題を見つけて新たなサービスを創出したり、より細かい需要に対応するATMに進化させたりと、一人でも多くのお客さまにとっての「あったらいいな」を生み出していきます。
その想いを超え、日常のみらいへ。
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