金融犯罪事例と対策

預金や個人情報を狙った犯罪や詐欺等、さまざまな犯罪事例とその予防方法をお伝えいたします。

口座の譲渡・売買について

口座の不正利用や口座売買/譲渡は犯罪です。絶対に行わないでください!

口座を売却・譲渡・レンタルした人のリストは金融機関で共有されます。
すでに持っている口座が凍結されたり、新たな口座を作成することを断られたりします。
給与受取口座がない場合、就職や転職の際に採用が取り消されるおそれもあります。

銀行口座を売買する行為は、詐欺罪(1)や犯罪収益移転防止法違反(2)に当たります。逮捕・起訴されて刑罰を受けるおそれがあります。

  • (1)詐欺罪は、他人をだまして財物を交付させる行為について成立する犯罪です(刑法第246条第1項)。法定刑は「10年以下の懲役」とされています。口座売買の目的を隠し、通帳やキャッシュカードを交付させることは銀行をだましていることになるため、詐欺罪に当たります。口座売買で摘発された場合は、詐欺罪の責任を問われるおそれがあります。
  • (2)犯罪収益移転防止法(通称:犯収法)は、犯罪による収益の移転を防止することを目的とした法律です。同法に基づき、銀行口座の開設時において、金融機関は本人特定事項や取引目的などの取引時確認を行うことが義務付けられています。 犯罪収益移転防止法では、他人になりすまして金融機関との間で預貯金契約を締結することなどが処罰の対象とされています(同法第28条)。法定刑は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」です。 また、相手方に上記の目的があることの事実を知っていながら相手方に預貯金通帳などを譲り渡したり、預貯金の引出し又は振込みに必要な口座の暗証番号やインターネットバンキングのID、PWなどの情報を教えた場合も、同様に処罰されます。元々は正当な目的のために取得した口座であっても、詐欺業者などから勧誘を受けて口座を売却すると、この処罰規定に抵触する行為になります。

SNSなどの口座買取に関する投稿に
リプライやDMなどでやり取りはしないでください!

お金に困って口座を売ると、人生が台無しになるおそれがあります。

関連情報

  • 全国銀行協会(口座の売買)のページに移動します。

情報提供にご協力をお願いします

セブン銀行口座が譲渡されたり、売買されている事実や疑いがある場合には、すぐにコンタクトセンターへご連絡をお願いします。

意図せずマネー・ローンダリングへ加担する事例について

SNSで募集している副業や、暗号資産の個人間取引(いわゆるP2P取引)にお気をつけください。

お客さまの口座に犯罪資金を入金させ、意図しないマネー・ローンダリングに加担させる手口が見られます。
意図せず犯罪に加担してしまい警察の捜査を受けるお客さまもいらっしゃいます。

例:
「経理の仕事」「中古品売買の手伝い」などの副業と称して取引を指示し、犯罪資金を入出金させる。
個人間で暗号資産を売却した際、犯罪資金で支払いされる。

副業や個人取引は相手をよく確認し、面識のない方とのお取引は十分注意してください。
故意でなくとも犯罪資金が入金された疑いがある場合はお取引を制限することがございます。その場合は、同資金が犯罪資金でないことを書面で証明していただく必要があります。
無登録で業として行う暗号資産の取引は資金決済に関する法律により規制されています。その疑いがある場合もお取引を制限することがございます。

スパイウェアについて

「スパイウェア」とは、インターネットやメールを介して、知らないうちにパソコンに侵入し、お客さまがパソコンに入力した個人情報を気づかないうちに収集し、インターネットを経由して第三者に転送してしまうソフトウェアのことです。

<スパイウェア対策>

  • (1) 心当たりのないメール等は安易に開かないことをお勧めします。
  • (2) フリーソフトのダウンロードには充分にご注意ください。
  • (3) スパイウェア対応のアンチウィルスソフトのご利用もお勧めします。

万一、身に覚えのない不審な取引等にお気づきになった場合は、コンタクトセンターにご連絡ください。

【お問合せ先】

コンタクトセンター

フィッシング詐欺について

フィッシング詐欺とは、銀行等企業からのSMSやメールを装い、その受信者に実在する企業の偽ホームページにアクセスさせて、そのページでIDやパスワード等を入力させ不正に個人情報を入手しようとする手口の詐欺です。

セブン銀行では、このようにお客さまにメール等でキャッシュカード暗証番号や各種ID・パスワード等をお聞きすることは一切行っておりません。また、確認ナンバーの数字全てをご入力いただくこともありません(2桁の数字を2箇所のみご入力いただきます)。万一、セブン銀行の名前で不審なメールやご案内が届きましたら、コンタクトセンターにご連絡ください。

【お問合せ先】

コンタクトセンター

フィッシング詐欺の被害を防止するため、ダイレクトバンキングサービスでのお取引きにあたってはセブン銀行ホームページであることをご確認ください。

セブン銀行のフィッシング詐欺への対応

フィッシングサイト閉鎖サービスの導入

セブン銀行は、セブン銀行のダイレクトバンキングサービスを装った偽のウェブサイト(フィッシングサイト)を迅速に閉鎖させるために、フィッシングサイトを強制閉鎖するサービスを採用しています。

EV SSLサーバ証明書について

セブン銀行ではフィッシング犯罪の対策として、ホームページ、 ダイレクトバンキングサービスおよび一部の新規口座申込みページでサーバ証明書「EV SSLサーバ証明書」を採用しております。

EV SSL証明書とは、そのウェブサイトの運営者が実在しているかどうか、業界統一基準に従って厳格な認証プロセスを経て発行される証明書です。

■正規なサイトであることを確認する方法

Microsoft Edgeの場合

鍵マークをクリックすると証明書情報がご確認いただけます。

発行先が「Seven Bank, Ltd. [JP]」であることをご確認ください。

正規なサイトであることを確認する方法
Google Chromeの場合

鍵マークをクリックすると証明書情報がご確認できます。

発行先が「Seven Bank, Ltd. [JP]」であることをご確認ください。

正規なサイトであることを確認する方法
スマートフォンの場合

iOS(safari)及びAndroidでは、アドレスバーの鍵アイコンが表示されることとドメイン名から当社の正当なサイトであることを確認できます。

不正ポップアップについて

インターネットバンキングにログオンする際に、暗証番号等のお客さまの情報を入力させようとする不正なポップアップ画面が表示されるという事例が発生したとの情報がございます。 お客さまのパソコンがウィルスに感染するなどの理由により、類似の事象が発生する可能性もありますので、充分ご注意ください。

セブン銀行のインターネットバンキングでは、ログオン画面およびログオン直後の画面で、キャッシュカード裏面に記載の確認ナンバーのみを入力いただくことはありません。また、確認ナンバーの全ての数字を入力いただくこともありません。通常は、お取引内容またはお手続内容のご確認画面にて2桁の確認ナンバーを2ヶ所のみ入力いただきます。
正規の画面以外の画面が表示されても、暗証番号等のお客さまの情報の入力は、絶対に行わないでください。

≪偽画面が表示された場合・入力してしまった場合≫

このような画面が1度でも表示された場合や、確認ナンバー等を入力してしまった場合は、すみやかにセブン銀行までご連絡ください。

  • 確認ナンバー等を入力せずに偽画面を閉じた場合でも、ご利用のパソコン内の情報が抜き取られている可能性が高いため、必ずセブン銀行にご連絡ください。
  • 万一、不正アクセスの可能性があると当社が判断した場合、当社にてお取引きを利用停止する場合があります。

振り込め詐欺について

振り込め詐欺とは、「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」などの総称です。
例えば、電話で本人や家族、親せき、警察官、弁護士などを装って、交通事故や痴漢の示談金、事件の捜査、借金返済などもっともらしい話でだまし、現金や暗号資産を振り込ませる詐欺のことです。
中でも最近では、

  • 警察等を騙り、犯罪の容疑があり資産が凍結されるなどと脅し、資金を暗号資産に変えさせて振り込ませる詐欺
  • 電話でATMに誘導し、還付金を受け取る手続きとだまして振り込ませる「還付金詐欺」
の被害が増加しています。

<対策>

  1. (1)

    すぐに振り込まない

    オレオレ詐欺のような場合は、必ずいったん電話を切り、本人に連絡してご確認ください。

    携帯電話はつながらない場合もありますので、会社や知人の電話番号など、複数の連絡方法を普段から確認しておくことをお勧めします。

  2. (2)

    1人で振り込まない

    自分1人で対処しようとすると、動揺のせいで簡単なウソも見抜けなくなります。必ず家族や親せき・警察などに相談してください。

ネットショッピング詐欺・返金詐欺について

インターネットショップで商品を注文し、指定の銀行口座に代金を振り込んだのに商品が届かない、偽物が届く、また業者と連絡も取れないといった詐欺が多発しています。

さらに、連絡が取れたものの、「◯◯ペイでないと返金できない」と伝えられ、SNSの友だち登録をすすめられ、通話で指示されるまま◯◯ペイに数字を入れて操作すると、返金ではなく送金を行なっていた、また画面共有機能で銀行の認証情報を盗み見られ、不正に送金されてしまったというような二重で被害に遭ってしまうケースもあります。

ポイント

  • 1.一般に流通している価格より大幅に安く販売されている、支払方法が銀行振込しかないサイトは偽サイトである可能性が高いです。
  • 2.返金は◯◯ペイのみと言われたら詐欺を疑ってください。また、万が一連絡を取ってしまっても、口座の情報を画面共有機能等で絶対に共有しないでください。

サポート詐欺について

その警告画面は偽物です。
パソコンやスマートフォンのサポートを騙る、サポート詐欺にご注意ください。

パソコンやスマートフォンを使用してWEBを閲覧中に、何の前触れもなく「ウイルスが侵入しました」等の偽の警告画面とサポート窓口等と称した先の電話番号が表示されます。そこに架電した被害者を言葉巧みに信じ込ませて「お金」や「インターネット・バンキングの認証情報」を騙し取る、いわゆる「サポート詐欺」が全国的に多発しております。

突然の警告画面に動揺し表示されている電話番号に電話をかけると、サポートの社員を名乗る者等が対応し、お金の支払いなどに誘導されます。絶対に電話をかけないでください。

警告画面が表示された場合はすぐに偽の警告画面を消すか、端末の再起動を行ってください。

また、以下のご対応を徹底お願いいたします。

  • 偽の警告画面に表示されている電話番号に電話をしない
  • 相手に指示されたソフトウェアのダウンロードはしない
  • 口座情報や認証情報(ID、PW)を他人に伝えない
  • 他人に指示されて、認証番号等を入力しない

他人に認証情報や暗証番号を教えると、不正送金の被害に遭う可能性がございます。
万が一認証情報や暗証番号を教えてしまったり(入力したり)、身に覚えのない送金が発生した場合はすぐに当社へお電話でご連絡ください。

暗号資産交換業者宛てのお振込みについて

還付⾦詐欺・架空料⾦請求詐欺等をはじめとする特殊詐欺やインターネットバンキングによる不正送金事案において、暗号資産交換業者あてに振込まれる事案が増加しています。こういった状況を踏まえ、お客さま保護、および不正送金防止の観点から暗号資産交換業者あてのお振込みに際し、お客さまのお取引きを制限させていただく場合がございます。

不正利⽤防⽌対策のため、ご理解賜りますようお願い申し上げます。